'''株価'''('''かぶか''')とは[[株式市場]]における[[株式]]の価格のことという認識が強いが、正しくは「'''[[株式市場]]において、目的の[[株式]]に対して直近に約定があった値段'''」のことである。一方的に売りまたは買いの注文が多く、''[[約定]]に至らない''値段のことを''気配値''(けはいね)という。
特に、一日の最初に取引された株価は'''始値'''、最後に取引された株価は'''終値'''といい、[[立会時間]]中で最も高い株価を'''高値'''、最も安い株価を'''安値'''と呼ぶ。これらの四つの値を合わせて'''四本値'''と呼び、一日の株価の変動を見るための重要な値とみなされている。また、[[証券取引所]]内で売買取引をする際の株価を[[呼び値]]とも表現する。
株価は市場の原理に従って変動するが、あまりにも急速な変動は投資家が不測の損害を被ると考えられ、一日に変動できる株価は一定の範囲に制限されている。この制限が[[値幅制限]]で、株価が[[値幅制限]]の限界まで急騰・暴落することをそれぞれ[[値幅制限ストップ高]]・[[値幅制限ストップ安]]という(ただし、株式が上場された初日において、始値が決定されるまでの間には[[値幅制限]]がない)。また、株価の変動は、時々の株価によって決まる[[呼び値単位]]を最小単位として変動する。