2008年3月29日土曜日

株式6

'''株式'''(かぶしき)とは、[[株式会社]]における社員権、[[持分]]のことである。通常の持分が[[社員]]の出資額などに応じて不均一な形態をとるのに対して、均一的な細分化された割合的な構成単位をとる点に特徴がある。そのため、株式会社が事業に必要な巨額の資金を調達する際に、資本を細分化し、小額の出資を多数の出資者から募ることが可能になる。また、株式会社におけるそれぞれの株主の出資の割合を知るためには単に所有する株式の数を調査すれば足りることになる。
なお、株式を表章する有価証券である[[株券]]の意味で使われることもある。
株式の発行は、社員の募集と資金調達という二つの性質を持つため、かつては前者の性質が重視されて[[株主総会]]の決議が必要とされていたが、現在では後者の性質が重視されるようになり、経営の機動性を確保するため、株主総会の[[授権資本制度授権]]の下で原則として[[取締役会]]の決議で発行することができるほか、株式の[[株式分割分割]]、消却なども[[会社法]]の規定の範囲内で自由にできるようになった。