2008年3月29日土曜日

株式20

転換社債型新株予約権付社債は、平成14年以前は単に「転換社債」と呼ばれ、「[[新株予約権付社債ワラント債]]」と区別されていたが、[[新株予約権]]に関する規定を明確化した[[平成14年]][[4月1日]]の改正[[商法]]の施行により、従来の転換社債と従来のワラント債とは債券種別が同一となり、同じ「新株予約権付社債」という区分の中で債券の内容が異なるものであると定義された。両者を区別するときは、従来の転換社債は'''転換社債型新株予約権付社債'''、従来のワラント債は'''[[新株予約権付社債]]'''と呼ばれることになった。
新株予約権を行使された発行会社は、基本的には新株を発行して行使者に交付するが、平成13年10月1日施行の改正商法により[[金庫株]]を交付する事もできるようになった。
== リスク ==株式と[[債券]]の利点を兼ね備えた転換社債型新株予約権付社債は、[[債権者]]に利益だけをもたらす物ではない。発行元は自社株価の上昇を見越して転換社債型新株予約権付社債を発行し、後日株式で[[負債]]を支払う事で、[[キャッシュ・フロー]]の合理化を目論む。しかしそのあてが外れて株価が下落した場合は、負債を現金で支払わざるを得なくなり、結果として[[資金繰り]]が悪化する。[[ヤオハン]]のように破綻・倒産した企業もある。