2008年3月21日金曜日

先物1

'''商品先物取引'''('''しょうひんさきものとりひき''')は、[[農産物]]や[[鉱物鉱工業材料]]等の[[商品]]を将来の一定日時に一定の価格で売買することを現時点で約束する取引であり、[[先物取引]]の一種である。
本来は、将来の価格変動リスクを管理するための手段([[リスクヘッジ]])として利用するものであるが、多くは[[投機]]手段としての利用となっている。対義語は[[現物取引]]。
==概要==主な役割として、価格変動のヘッジ機能と商品価格の調整機能がある。
ヘッジとは、商品の現物取引を行っている者が、将来の価格変動によって損失を被らないように保険を掛ける機能である。具体的には、[[アルミニウム]]を10,000トン輸入した商社があり、[[船]]で輸送して[[日本]]に到着するまでに1箇月かかるとする。仮に1箇月の間にアルミニウムの価格が1kgあたり10[[円 (通貨)円]]下がったとすると、商社は1億円の損失を出すことになる。このような場合、商品先物取引を利用して10,000トン分のアルミニウムを売っておけば値下がりによって[[利益]]が出るので、現物の損失と相殺することが出来る。