2008年4月2日水曜日

株式69

また、投資銀行が主として行うビジネスの類を「投資銀行ビジネス」と呼ぶことがある。その中でも財務アドバイザリー業務、企業再生ビジネス等は金融機関以外からの進出も目立ち始めている([[リサ・パートナーズ]]など)。
投資銀行の具体的業務は、顧客企業に対して上述の通り有価証券の発行による[[資本]]市場からの資金調達、[[M&A]]についての助言を行なう他、財務に関る部分では各種保有資産の流動化による資金調達([[不動産]]や[[ローン]][[債権]]の[[証券化]]など)、[[金利]]や[[為替]]等の[[金融派生商品]]を用いた財務リスクヘッジがあり、極めて多岐に渡る。「投資銀行業務」とは呼べないものの投資銀行が手がけるビジネスとしては、顧客あるいは自己勘定のための有価証券や金融派生商品のトレーディング業務が挙げられる。
日本では[[野村證券]]などの大手の[[証券会社]]、[[大和証券SMBC]]や[[みずほ証券]]などの証券会社と銀行グループの法人部門による法人金融専業会社、[[みずほコーポレート銀行]]などの法人向け銀行が投資銀行業務や決済業務を手がける。また、最近では[[金融業]]以外の企業が財務アドバイザリー業務などの投資銀行業務の一部に参入する例も目につく。近年、M&Aのアドバイザリー業務では、[[KPMG]]や[[プライスウォーターハウスクーパース]]等の監査法人や[[GCAホールディングスGCA]]などの独立系の業者がランキングに名を連ねるようになってきた。